ものが片づけられない原因は、
ものが多くて収納しきれない、ということが一番多いのでしょう。
部屋が狭い。
作り付けの収納が少ない。
なので、収納するものを部屋に持ち込むと、ますます部屋が狭くなる。
だったら、出しっぱなしでも見苦しくない「見せる」収納法?があるとしたら、どうでしょう?
数年前に単身引っ越してきた我が家は、26㎡のワンルームです。
クローゼットも一か所だけ。
なので、収納家具として背の低い引出し(タンス)を無印で2つ購入し、タンスの上に花を飾ったり、小物をいくつも置いたりして楽しんでいます。
タンスの背が高いと圧迫感があるので、できるだけ空間を広く取るようにしました。
本当は引越しを機にものをできるだけ少なく暮らしたいという希望はあったのですが、引越し時にあれほどたくさん捨てたはずが、この3年でまたいろいろと増えてきています。
それも、趣味に関する材料などが増えてしまっているので、この際、思い切って見せることにしました。
それまでは、低いタンスのある壁面は、ただ白い壁でなにも飾ってはいなかったのですが、その壁面を利用することにしたんです。
まず、白い壁の上部にフックの付いたレールがあるのを知って、このフックにワイヤーネットを吊るすことを考えました。しかも、このワイヤーネットは全部ダイソーで揃えることができたんです!
最終的に使った数は、ダイソーの一番大きいワイヤーネットで8枚。
ジョイントもフックも同時に購入し、全部つけてみると同色なので違和感もなく、白壁に白いネット。そこに、毛糸や麻糸などがカラフルに並んでいます。
狭い部屋をスッキリ見せるには、いくつがアイデアがあります。
目次
色を統一すること
狭い部屋に置く家具や収納物がカラフルだと、それだけで部屋がごちゃごちゃしてうるさい感じがします。落ち着きのない空間ですよね。
なので、ポイント的に「飾る」意識のあるもの以外は、脇役的に色をそろえて(統一して)引き立て役にすること。
今回の白いワイヤーネットは、私の毛糸たちを引き立てるために壁に同化してもらっています。できたらカーテンも、壁に近い色のほうが部屋は広く感じますね。
でなければ、カーテンを華やかにして部屋の雰囲気を決め、あとは控えめに、というのもアリだと思います。
台所で使う小物類も、できたら同色でそろえた方がベターです。
私は部屋の効かせ色に「赤」を使うことがあるのですが、もうン十年以上も使っている赤い脚立が捨てられません。ペンキがあちこち剥げてきているのに愛着がありすぎて・・。
布を利用すること
私がよくやっていた方法は、急に人が来ることになって目につくところが煩雑になっているとき、上から布をかぶせるのです。
以前白のレース地の布をセールで多量に買い込んだことがあって、用途別に適当にカットしただけの切りっぱなしの布なのですが、ちょっとした目隠しにすごく重宝しています。
今の住まいは賃貸の部屋なのですが、たとえば消防設備の点検などがあるとき、どうしてもその時間帯に部屋にいなければ管理会社の人が同行して入ってきます。そんなときは、あちこちに白い布の登場です。
よく海外ドラマや映画などで見る、すでに人が住んでいない部屋の家具に白い布がかぶせてある状態、ですね。
植物を利用すること
無印良品の部屋のような統一された部屋は理想的だけど、ちょっと物足りないとか。結局同じ部屋でも緑コーナーがあったりブルーコーナーができたりして統一感が出ない、というとき、間に観葉植物を置くことで調和が生まれます。
緑がポイントになってそこに意識が向くからか?植物の存在感が強いのか?わかりませんが、植物には人を引き付ける力があるのかもしれませんね。
最後に
若い頃は、打ちっぱなしの壁に囲まれた部屋に住みたい、とか。
それこそ、無印のモデルルームのような部屋に住みたい、とかいろいろ考えたこともあります。
でも、だんだん若くなくなってくると(!)、すこし無駄なものがあったり、ちょっとガチャついているようなコーナーがあっても、まぁ、いいんじゃないの?と許容範囲が広くなってきたりしてます。
それでも、ものに埋もれてしまうような空間だけは避けましょう。
あなたの部屋の主人は「もの」ではなくて、「あなた」なのですから。