以前、テレビで「節約術」の特集を見ていて、自分でも嫌になるほど納得してしまったことがあります。
それは、少し金額の張るものに関しては敏感に反応するのに、百均で買い物をするときは、特に必要でないものでも結構抵抗なく買ってしまっている事実でした。
目的買いで必要なものだけ買えば数百円で済むはずだったのに、レジで払うときは1000円を超えている。これって、安く済むはずがかえって出費が大きくなっているということ。
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「ちりつも節約」の威力とは?
番組の中で登場したのは、250もの節約術を駆使して、6年間で1000万円も貯めた母子家庭のママ。
家族の協力のもとに、冷凍したスイカの皮を冷却シート代わりに使うとか、冷蔵庫は3秒以内に閉めるとか、「ええっ!こんなことまでするの!?」という細かいことを日常の中で実践しているのは、「ちりつも」の威力を体感しているからなんでしょうね。
発想の転換がすごいなぁと思ったのは、水道の水量のマックスを低く設定していること。目いっぱいお水を出しているつもりでも、少ししか出ていない。これを子供たちが普通だと考えているのがすごい!
子どもたちは、このくらいのチョロチョロ感のほうが使いやすい、と思っているようです。
浴槽の水の溜め方も当然ながら工夫しています。
実際の水量は少なめにして(水位を低くく)、水を入れたペットボトル(2ℓ)を3本、浴槽に沈めるのです。そうすると水位が上がるので普通に入浴できるというわけです。
最初は、「そんなことまで!?」と思って見ていましたけど、このママさん、「節約は無駄を省いて楽しむ」という精神が徹底していて、小気味いいのです。
身の回りのものの再利用も、「あと1回なにかに利用できないか?」と常に考えているんですね。
そういう質問を常に自分にして、節約アイデアの発想力を高めることが、ポジティブで自分の実力を上げる考え方だと感じました。
収入をアップする方法は?
彼女は、子どもたちが寝静まった後、パソコンを開いて作業を始めます。
それは、不用品を売ることであったり、アフィリエイトであったり、あと懸賞に応募していろいろな商品を手に入れたりするため。
そして、こういった節約術を駆使したり、副業をしたりすることを継続させる力となるのが、それらをするための「目的」なんですね。
彼女の場合は、マイホームを持つことでした。
家族みんなが住む「マイホーム」を持つことが彼女の「夢」だったのです。
将来の夢をボードに貼る「宝地図」をつくり、自分の夢のために頑張ったんですね。
「あきらめなければ、夢は実現する」ことを信じて。
意識しないと知らないうちにお金はなくなっていく
「ラテマネー」という言葉を知っていますか?
「ラテマネー」とは、毎日習慣的に買ってしまう「カフェラテ」など、本当に自分に必要かどうか考えずに遣ってしまうお金のこと。
その一杯のカフェラテが、自分にとって本当に必要なものならいいのですが、大した理由もなく習慣的に買ってしまうものなら、一度考えてみることも必要かもしれません。
一杯300円のカフェラテとしたら、一か月で9000円。一年で108000円。
あなたにとって「ラテマネー」と言えるものはありますか?
「ノーペイメントデー」を設ける
この言葉も初めて聞きました。
「ノーペイメント」。
つまり、一日絶対お金を使わない日を設ける、ということなんです。
1か月に1回でも、1週間に1回でもいいので、ゲーム感覚でお金を使わない日を設けることで、お金に対する意識に変化が起こるかもしれません。<
最後に
「節約はフィロソフィー(哲学)」という人がいます。
お金の使い方には、その人の考え方や性格が現れるといいます。
お金と上手に付き合える人は、稼いだり遣っている量ではなく、「足りている」と思えている人のこと。
今、手元にある資源の中で、十分に事足りた生活をすることが、「お金の上級者」と言えそうです。