腕時計のベルトが壊れた!交換したのは手編みの帯状のひも?

先日、主に仕事用に使っている安物の腕時計のベルトが切れてしまいました!
ほんとうならベルトを新しく購入して交換すればいいんだけど、それができない本体と一体型なので何ともやりようがない。

たしかネットで1000円位で買ったものなので、また買い直しても大したことはないんだけど、残念なのは、電池を交換したばかりだったんです。

それで、ベルトを切って、本体を取り付けるベルトを自作できないかと考えてみた結果、こんな感じのものが出来上がりました。

目次

これ以上ないほど簡単な腕時計のベルト!


↑本体と一体型のベルトだったため、ベルトだけの交換ができなかった、というのが自作の理由です。

一番に考えたのは、この修理?のために何も新しく買いそろえなくても手元にあるもので何かできないか?ということ。

最近は編んだり縫ったりすることが多くなってきたので、残り糸や生地、タコ糸などのひも類もいろいろ手元にそろっています。なので、これらを利用してなにかできないかということを考えてみました。

料理をする人が冷蔵庫の残り物で一品つくる、みたいな感じですね。
一応、時計の本体が黒だったので、糸も黒がないか探してみました。

本当なら、太めのコットンやリネン、それもプレーンな糸が理想だったのだけど、残念ながら黒糸で手元にあったのは、以前帽子を作ったときに使ったペーパーヤーンの黒のみ。

このちょっと太めなペーパーヤーンで、ひたすら細編みの帯状のひもを編むことにしてみました。

ベルトの幅は切り取った本体とのバランス次第


↑上の白い部分はマジックテープです。黒に白のマジックテープが興ざめのようですが、手元にたまたまあったのが白のマジックだったので使いました。もちろん黒がベスト!

デザイン的に(というとちょっとオーバーですが)少しはカッコよくしたいという思いもあり、本体の時計部分を載せるベルトの太さをどのくらいにするかを決めるのに、少しだけ考えました。

どうせ壊れた腕時計なのだから、もっとカラフルにしたりして遊んでもいいのだけど、一応仕事で使うことが多かったので、できるだけ目立たないように、ベルトの幅も本体の幅とほぼ同じくらいにすることに。

それに、出来るだけ早く仕上げたいという思いがあったので、ベルトの角を丸くして、なんて細かいことは一切抜きで、ひたすらかぎ針で細編みを帯状に編み続けて、自分の腕に巻きつけてみて、適当な長さで糸を切りました。

さて、そんな帯状に編んだベルトの上にどうやって本体の時計部分を固定するか?

これは、切り取って残したベルトの切り口ギリギリまでペーパーヤーンを毛糸針でグルグルに巻き付けただけです。ただし、その前にボンドなどで本体部分とベルとを固定した方がよさそうです。

ただ糸で巻き付けただけでは、使っているうちに少しずつゆるみが出てくるかもしれません。

まとめ

なにかが壊れたりしたときでも、すぐにあきらめて捨てたりする前に、なんとか使えるようにできないか工夫することを習慣づけようと、今回のことで思いました。

黒い糸がペーパーヤーンしかなかったのも、結果的には功を奏した感じですね。

ペーパーヤーンの透け感が、やや幅広になってしまった黒い帯状のひもに軽さを与えています。太めのプレーンなコットンなどでしっかり編んだ黒糸だと、もっと重量感が出てしまったかもしれません。

それに、ただの細編みなのにレース模様のような味わいが出ているのは、自分でも意外で面白みを感じました。

追記

もう一つある腕時計を今、近所のお店に電池交換で出しているので(なぜか1週間もかかる!?)、それまではこちらの(臨時の?)腕時計を毎日身につけています。

そうしたら、ペーパーヤーンの細編みが徐々に伸びてきて、作ったときはちょうど良かった長さが、マジックテープの端っこまでギリギリ止めても、手首をグルグル回るほどのゆるゆるくなってしまいました。

手元にあるものだけで臨時に作ってみたベルトに使ったマジックテープ(しかも白!)、これをはがして(わりと簡単にはがれました)、捨てられずにとっておいたボタンの中から暗めの色を選び、ボタンとゴムのループで止めてみることにしました。

ループに使った円いゴムは、けっこうしっかりしていて固いので結ぶと厚みが出てしまいます。それで今回は、黒糸で縫っては巻いて、を何度か繰り返して留めることにしました。

残念ながら手持ちのボタンたちの中には黒いボタンがなかったので、小さくて暗い色のボタンを探して、このボタンにしました。このカーキっぽい色合いが黒には合うようなが気がします。

細編みが伸びてきてしまったのでベルトが長くなり、途中で留めるものが必要になりました。これも黒の丸ゴムを使用することに。

今回黒のペーパーヤーンでベルトを編んでみたんですが(手元に黒の糸はそれしかなかったので)、耐久性には少し問題がありそうです。でも、このやり方ならいろいろなベルトが作れそうです。
次回はどんな感じにしようかな。。

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