かっちりしたバッグ類より、トートバッグのような袋物バッグが好きです。
中身が多少はみ出ていても、なんとなく収まってしまう融通性が好き。
ずいぶん前から、江面旨美さんのハンドメイドらしい、シンプルなデザインが好きで、本も何冊か持っていました。
江面さんの本を見ながら恐る恐る作ってみた最初のバッグがコレです。
自分で革を縫うという初めての体験をしたのが、江面さんの本の中のバッグでした。
その中でどうしても欲しいバッグを見つけてしまったのです。
江面さんの最初の本(だと思うのですが)から、大きさと使い勝手の良さが気に入って、どうしても作りたいと思わせてくれた形がこちら↓
素材はゴート(山羊革)なので厚みがあり、丈夫そうでボリューム感がちょうどいい感じ。
自分でもかなり気に入っていて、長いこと使っていました。
おかげで革にも経年の魅力が。。(と言いたいところですが、実はしばらく使っていない時期があって、押し入れに仕舞っておいたらカビが出てしまいました。革もやや硬くなりつやがなくなってしまったのは残念!)
外出時の出番が、当時かなり多かったということもあるのですが、一番力のかかる持ち手の部分は2回ほど糸のほころびがあって修理しました。
手縫いなので、手になじむ感じもソフトです。
次に、こちらはやや小さめで、もとは茶色のひも(コード)がついた小さめのショルダーバッグでした。
買ったのは京都の骨董街の古裂のお店。素材は酒袋です。
40年くらい前に購入したのですが、たしか値段は1600円ほどだったと思います。
ちょうど斜め掛けするのにピッタリのサイズで、これも出番の多かったバッグのひとつ。
数年前に古びてしまったひもをはずし、ユザワヤで持ち手を探して購入しました。
着物にも洋服にも良く似合い、長年使っていたので酒袋の光沢が増して、革のような風合いになりました。
このパッチワーク&アップリケのトートバッグは、無印良品の無地の布のエコバッグに友人がパッチワークでアプリケをしてくれたものです。
小さめなので、ちょっとご近所に行くとき用のトートバッグ。
色がシブくて、とてもきれいです。
最後に、こちらは織物が趣味の知人が作ってくれた裂き織の手提げです。
裂き織なのでしっかりしていて、内側もポケット付きで丁寧に作られています。
こちらは、秋冬バージョン。
夏バージョンもあります。
今回は見つからなかったので、またの機会に。
私自身は編む方が好きで、裂き編みはしたことがあるのですが、着物などをほどいて、布にしたものを裂いて糸として使えるようになるまでに時間がかかります。(この段階で心が折れそうになります)
私の友人が、大島の裂き織のコートを持っていました。
その友人もまた別のマニアックな友人からもらい受けたとのこと。
それは見事なもので、まるで芸術作品のようでした。
私だったら、一年中部屋に飾っておくかもしれません。
少し話がそれましたが、なにしろ「織り」には以前からあこがれを持っているので、もし今度手に入れることができるなら、裂き織のリュックが欲しいところです。