よく残り糸を利用して小さな袋物を作るのですが、最後のひも選びに時間を取られることが多いんですね。
本当に小さな巾着袋などは市販のタコ糸が便利で、細いタコ糸なら2本取りにしたりして袋の大きさとのバランスを考えます。
でも、編み物を再開してから棒針で編むひもの作り方がいくつかあることを知りました。今回はその中から簡単なひもの作り方をご紹介します。
目次
アイコード編みのひもの作り方
最初に、メリヤスの目の作り方を2~4目くらい作ります。
このときの棒針はダブルポイント。
つまり、輪編みをするときに使う5本針のように両側編める棒針のことです。
太目の糸だったら、作り目が2目でも使うものによってはいいかもしれません。
今回は、いろいろな手持ちの糸で編んでみましたが、すべて作り目は3目です。
最初の一段は普通に編みます。
左の棒針の目を編むと全部右の針に目が移りますよね?
それをまたメリヤスに編もうとすると、裏に返したくなりますけど、それをぐっとがまんして、右の針の左側に寄っている糸を、右側に寄せます。
当然糸は左側に垂れているんですが、その糸で右側にある糸を普通に編んでしまう、というわけです。
これを本を読んで編み始めると「?」となってしまったのですが、実践してみると素直にわかりました。
そして編んでみたのが以下のコードです。
では、今度は少し幅の広めのアイコードにしてみるとどうなるか?
作り目を5目にして編んでみました。
裏側は糸の渡りが3目より広くなるので、少し間が空いています。
でも、縦に引っ張って編地を伸ばすと、きれいにメリアスの目が伸びるので問題ありません。;
何目くらいまで不自然でなく編めるのかわかりませんが、5目くらいでも真ん中に2目の交差編みなど入れてみてはどうなるかと考えてみたりしました。
ひも類をオリジナルで作れるようになったら、ひもからデザインがインスパイアされて作りたいものが広がるかもしれません。
i-code編み(アイコード編み)はこちら↓
スレッドコード編みのひもの作り方
スレッドコード編みはかぎ針を使います。
こちらはやや太めの並太の毛糸を6号のかぎ針を使っています。
実際に欲しいひも長さの3倍弱くらいの長さをとっておき、最初に輪を作ってから編んでいきます。
ひもに必要な長さは手前に、向こう側は毛糸玉になっている方です。
手前側の糸を、かぎ針の手前から向こうにかけます。
そして、上側の糸を鎖編みをするように編んでいきます。
つまり、下の糸を編み包むようにしていくわけですね。
同じことを繰り返して、ひも状に編んでいきます。
画像ではわかりづらいので、こちらの動画を参考になさってください↓
ひもにする素材の糸によっても、何のためのひもにするのかによっても、毛糸のほかにもコットンやリネンの糸など、目的に応じていろいろなひもが編めます。
リネン糸やコットンのしっかりした糸で編むと、スニーカーのひもにも合いますね。
↑上2つはコットンの糸。下2つは麻糸です。両方とも”スレッド編み”
↑このページ一番下の巾着のひもです。
どちらのコード編みも、糸の太さによってかなり雰囲気が変わります。
細い糸で編んで、それをさらに2.3本組み合わせてもいいですよね。
このコード編みをしたいから、こんなものを作りたい、という発想もありかなと思います。
まとめ
探してみるとコードの編み方ってたくさんあるんですね。
大体がマクラメ編みが多いみたいですけど、かぎ針で編むタイプのコード類もけっこう見かけました。
先日作ってみたアフガン編みの巾着のひもを、タコ糸からスレッドコード編みに変えてみたものがこちらです↓
スレッドコード編みのひもは太めに編めてしまったので、片側だけのひもにしてみました。
ひもを変えただけでも、巾着の表情が変わりますね。