フェリシモのお絵かきシリーズ 15分のリフレッシュでミニツクものは?

以前からやってみたいと思っていた、フェリシモの通信講座「ミニツク」。
脳がめざめるお絵かき」の「15分のリフレッシュ編」を始めてみました。

このプログラムを選んだ理由は、発想力を豊かにしたいと思ったから。
年齢とともに、だんだん考え方もモノの見方も硬直していくような気がしています。

何かを作ろうと思うときも、そういう硬い頭で考えてもなかなか面白いものができない。
でも、ドリルみたいな脳トレは楽しくないし長く続かないような気がして、いろいろ探しているときにフェリシモのプログラムを見つけました。

「脳がめざめるお絵かきプログラム」はシリーズになっていて、色鉛筆のお絵かきや、工作のようなプログラムもあります。でも私が選んだのは、一年を通して画材もいろいろ届けてくれる「15分のリフレッシュ編」というもの。

「脳がめざめる」シリーズは、臨床美術というものがベースにあります。
最近注目されているアートセラピーの一種で、認知症の予防や心の問題を抱えた人の回復を目指しているということです。

↑1回目に送られてきたものは、黒い紙と輪ゴム、金色のペンです。
輪ゴムをつなげて、自分なりの抽象画を描くのが目的。

最初少しドキドキでしたけど、輪ゴムの輪っかをいくつも描いて、その中に模様を入れていくと、すごく集中している自分に気が付きました。

ペンを意識してゆっくり描いていると、無我の境地に入るような感じ。禅の心です。


↑そして、今回できあがったのは、こんな感じです。

時間にするとたった20分くらいでしたが、すごく集中できたし、自分の中から引きだされるものを感じました。今までにない体験でしたけど、有意義で、しかも新鮮!

たった一つの輪ゴムでこんなことができる、というのが発想の面白さですよね。
輪ゴムが絵を描くツールになるなら、部屋中お絵かきのツールだらけになりそう。

脳がめざめるお絵かきプログラム」の3回目は色鉛筆を使います。

たとえば、いきなり好きなように自由に描いて、と言われても手が止まりますよね。

このお絵描きシリーズは、最後はフレームに納めて眺めることのできる状態にまで作品として仕上げるのですが、スタートはとても具体的なことを指示してくれるのです。

今回の場合は、まず自分の「手」をなぞること。
「手」をモチーフに、色鉛筆で形をとり、彩色していくわけです。

これはちょっと懐かしい感じもします。
むかし画用紙に、縦横斜めにいろいろな線を描き、重なったところを塗りつぶすことをしたことがあります。それが、自分の手、の形をなぞって線を引き、その輪郭をまたずらして、あらたな線を引いていく。

単純な手の形がずれて描かれることで、複雑な線が現れます。
そして、重なった部分を12色の色鉛筆を自由に使って塗ったり、さらに別の形を描いたりするわけです。

このときの自分の心理を追ってみると、

どうしよう、何から始めよう?→この色はどこで使おうか?→あっちとこの場所で同じ色はおかしくない?→ほかの人はどんな風に仕上げているんだろう?

と自問しながら、ついほかの人の絵を見てしまっていました。


↑ほかの人の絵が魅力的に感じるのは、自分の自信のなさの現れ?

色鉛筆って、絵を描く道具としてはとてもお手軽だけど、ごまかしがきかない。
筆圧が難しい、と感じるのは私だけでしょうか?

塗り絵のように、きれいにきれいに描こうとしている自分に気が付くと、まるで子供の頃に戻ったような戸惑いを感じました。

年をとっても、成長はしてないんじゃないか、、などと考えてしまいます。

多少はみ出ても、バランスがイマイチでも、なぜか引きつけられる魅力のある絵や作品に出合うと、自分もそういうものをつくりたいな、と心から思います。

フェリシモお絵かきシリーズの第2弾はこちらです↓
フェリシモ「15分でリフレッシュ」第2弾 はたして脳は目覚めたのか?!

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