写真で見ても、どうなっているのかよくわからない。
でも、編み始めたら同じことの繰り返して全然難しくない。
ケストラーさんの不思議なミトンをオパールの糸で編んでみました。
ベルンド・ケストラーさんの不思議な形のミトンの本を見て、これは編まなくちゃと思いました。
一見複雑そうに見えるけれど、ケストラーさんがそんな難しい編み物の本を出すはずがない!?との思い込みで、編み図から見てみました。
↑今回使用したのは、先日ユザワヤで購入したオパールの糸です。
ユザワヤのソックヤーンとの違いも知りたいと思い、試してみることにしました。
↑一番面白いと思ったのは、なんと親指から編み始めること。
親指の作り目を4分割し、5本目の針を使って編んでいきます。
必要な目数、段数を編んだら、2段ごとにトライアングル(私の場合はこの形で増し目しました)に増し目をしていくと、親指を中心に4分割したところがそれぞれ二等辺三角形になります。
その二等辺三角形の高さ(幅?)がミトンの手の幅になるまで編めば、サイズ的には問題ないということになります。
↑こちらはまだまだ編み進めて行っているところ。
↑これが最終段。
ハードル編みという模様編み(表目、裏目の繰り返しを2段。次の2段はメリヤス編み)で、取りあえず編み図の通りの目数、段数で編み進めてみました。
↑最終段まで編んだら、4本の指の出る手先の部分をまずアイスランディック止めをします。
(実は↑この画像はアイスランディックの失敗例です(>_<) 伸縮がなくて固い!?)
そこを折りたたむようにしてから、今度は2本の棒針にかかっている糸を「かぶせはぎ」して(手前の針の目から向こう側の針の目を引きだして1目にする)から、同じように今度はアイスランディック止めをしていきます。
残りの一辺は手首のゴム編みになるので、この部分は目は休めておきます。
アイスランディック止めも言葉で説明するのが難しいので、動画を探してみました。↓
↓かぶせはぎをしているところです。
終わると一本の針に収まり、目数も1本分の目数と同じになります。
↓アイスランディック止めをしたあと、今度は手首のゴム編みに入ります。
↓上の部分の模様と続くように一目ゴム編みをしてから、またアイスランディック止めをします。
ただ私はゴム編み止めが慣れているので、一目ゴム編み止めをしました。
ソックヤーン独特の短いピッチの段染めが、このミトンの編み方だと面白い現れ方になり、とってもユニークでしかも使いやすいフォルムになっています。
できあがってみると小さめになってしまいました。
もう少し横幅があるといいかな、、と。
でも、色の出具合がとても気に入っています。
天狗の鼻から編み始め(?!)、増し目をするごとに正方形が大きくなり、出来上がったら天狗の鼻が横になるように折り畳んでとじはぎをして、手首のゴム編みをしてお仕舞いです。
ケストラーさんは毎回ユニークな発想でニットの世界を広げてくれます。
でも、決して難しいテクニックではないので、取り組みやすいですね。
同じオパールの糸で編んだケストラーさんのミトン第2弾はこちらです↓
ケストラーさんのミトンは外れにくい?不思議なカタチのつけ心地は?