編み物の楽しみ 糸を引き揃えてオリジナルヤーンを作ろう!


↑ループヤーンと細いストレートヤーンを引き揃えて編んだもの。

残り糸で小物を作るのもオリジナルだけど、
糸そのものも、引き揃えて編むことで、オリジナルヤーンを作ることができますよ。

まずは練習のために、残り糸で試してみましょう。

大体2本取り以上の糸を一緒に編んでいくだけなのですが、糸の組み合わせによっては風合いが増したり、立体感が出たり、反対色を合わせるとポップな感じになったりして、楽しめます。糸遊びです^^

冒頭の2種類の糸は、先日東京アートセンターで購入した糸たち。
グリーン系のループヤーンは今、叔母のベストを編んでいるところです。

このループヤーンに、同じくアートセンターで買った100gで730mの長さのある、カシミア入りのウールです。

とにかく細い糸なのでループヤーンに合わせても糸芯にボリュームが出るくらいで、あまり全体に変化はないと想像していたのですが、ループヤーンの中にも一部入っている色にもかかわらず、けっこう存在を主張していますね。

黄色味の強い色なので、華やかな感じが出ていて気に入りました。

↑ここにある糸たちはすべてキャンドゥセリアで購入したもの。
右端にある段染めのモヘア糸に、プレーンな並太のウールと、レンガ色の糸をそれぞれ引き揃えて編んでみました。

大体同じくらいの太さの毛糸なので、色の出方が同じくらいの比率になっていますね。
右端はモヘアだけで編んだものです。

モヘアとプレーンな糸との相性はいいですね。
モヘアは毛足が長いので複数の糸と引き揃えてもなじみます。1本の糸のような感じ。

↑下の真ん中の引き揃え編みは、右にある段染めの糸と生成りの糸2本の引き揃えです。
右端は真ん中で使った段染め糸を2本取りにしてみました。

引き揃える糸が白など明るい色だと、ゴチャゴチャした段染めも全体的に白っぽくなって、明るい感じに仕上がりますね。

↑同じくらいの太さの段染めと単色の糸を引き揃えたもの。
プレーンな並太で単色、しかも撚りがしっかりした糸だと、メリヤス編みの不出来が目立ちますね。

こういう糸はアラン模様や地模様のほうが糸の良さも引き立つような気がします。
プレーンに編むなら、細い糸を引き揃えて編むと表情の変化が楽しめそう。

↑ベースにしたのは、合太くらいの太さのクリーム色の糸です。
それに極細の糸をそれぞれ合わせたもの。
糸馴染もして、いい感じになっていると思います。

最後に、夏糸の引き揃えをご紹介しますね。

↑最初は無難なところで生成りの糸と合わせてみました。
左下の編地は、右のプレーンな生成りとその上のオレンジ系の糸を引きそろえて編んだもの。

真ん中の編地は、上記の糸をそれぞれ単独で編んだもの。

↑同じく、オレンジ系のカラフル糸に右側のピンクと黄色の糸をそれぞれ引き揃えて編んだものが下の編地。

その上のピンクは、下半分をラメ糸と引き揃えたものです。
↑の黄色は発色が強く、単独で使うには個人的に少し苦手な彩度かもしれません。

ラメ糸はセリアでおまけに買ってきたものだけど、いい感じですね。
ピンクの単調さを消してくれているみたいです。

コットンや麻糸は、毛糸に比べると糸同士がなじみづらい傾向にはあると思うのですが、太さに変化をつけたり、一方にファンシーヤーンを使ったりすれば、それほど心配することはないかもしれませんね。

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