このブログでは、趣味として再開した編み物に関するいろいろな技法を体験して、それらを備忘録のように残しておきたいとも思っています。
今までの経験を書くこともあるのですが、初めて体験することをどんどん増やしていきたいという気持ちも強いんですね。
ちょっと面倒だと思ってやり残していたことも、できるだけ積極的にやってみることで、自分の視野を広げたいという意味もあります。
今回は、もう何年も前から興味はあったのですが、難しそうなので手を出せなかったバスケット編みに、初めて挑戦してみることにしました。
嶋田俊之さんの「バスケット編み」という本の、「基本のバスケット編み」を実践してみました。
一段目は上記のように、5目の作り目をして9段編む、を3回繰り返します。
1つ目を9段まで編んだら、同じ針に巻き目の作り目をして、同じように編みます。
当然のことながら、糸は切らずにそのまま編み進めます。
1列目はA色でモチーフ3個まで編み、2列目はB色で編むので、A色の糸は切ってB色の糸とつなげます。
同じ針にBの糸を巻き目で作り目してからメリヤス4目編んで、5目めは編まずに滑り目をして、Aの糸を一目編んでから滑り目した目をかぶせ(右上2目の減目)ると、Bの糸は5目のまま目が立って行き、Aの目は4目に減ります。
こうやって同じことをAの糸が全部なくなるまで続けます。
Bが9段になるころは、Aの目はなくなっているということです。
言葉で説明するのが難しいのですが、嶋田さんの解説写真を見ながら編んでいってみると、だんだんわかってくるのがうれしい。すごく丁寧に説明されているんですね。
それでも次の段に進むとまた写真を再確認して(さっきやったのに!)、なんとか進めることができます。覚えが悪い(汗
バスケット編みの特徴は、段のところから目を拾って、メリヤスの目を立てていくところ。そうすると、斜めに編み目が走って、バスケットの織り目の感じが出てくるんですね。
そうすると、普通のメリヤス編みより立体感が出て、その分細かく目を拾う部分に厚みが出ます。
ウェアものにするには、このボリューム感をデザインに活かすことで、ほかにはない素敵な作品が期待できそうです。
最初はなんだかわけわからない形も、交差を編み進めるうちにだんだん形になってきます。こんな感じ↓
バスケット編みで注意するところは、Aの糸とBの糸が交わるところでしょうか。
縦の段から目を拾うところと、モチーフ同士をつなげることになる「一目」がとても大事です。Bの5目めの最後を編まずに滑って、Aの一目を編んでからBの滑らせた目をかぶせる、というところなど。
このあたりがキッチリできると、目が揃って仕上がりがきれいですね。
私はまだまだ練習が足りませんが。。
今回は試し編み。
バスケット編みの最初の作品は、「リストウォーマー」あたりにしようかと考えています。