編み物が好きで好きで、編むことそのものがとても楽しい。
でも、できたら人に教えられるところまで腕を磨いて資格を取りたいと考えている人のために、それぞれの公的機関が出している資格についてお伝えします。
目次
公益財団法人 日本編物検定協会
●日本編物検定協会
http://www.amiken.or.jp/
通称”編検(あみけん)”といわれる資格試験を通ると、公的な資格として履歴書に記載することができます。
編み物に関しては国家試験というものはないと思っていたのですが、「編検」は文部科学省後援の技能検定試験として認知されているんですね。
試験は年1回。毎年9月に全国的に行われます。
その前に受験者のための講習会があるのはうれしいですね。
公益財団法人 日本編物手芸協会
●日本編物手芸協会
http://www.nas-knit.jp/index.html
学び方の行程がシンプルでわかりやすいですね。
テキストが4つに分かれているのですが、難易度別ではなく技法別になっているところもシンプル。「実技理論」「かぎ針編み」「棒針編み」「アフガン編み」です。
編み物以外では、「ハーダンガー刺繍講座」と「レース編みの講座」があります。
有料の講座ですが、受講料も安く、実際にテキストだけではわからないところも教えてもらえるので、単発で受講できるならいつか参加してみたいと思います。
公益財団法人 日本手芸普及協会 ニット部門
●日本手芸普及協会 ニット部門
https://www.jhia.org/curriculum/knit
「手芸」と一言では納まらないような部門も目につきます。
「押し花」「カリグラフィー」「ペイント」など。
その中でも「ニット部門」は、「かぎ針」「棒針」のコースのカリキュラムも豊富で(編まなければならない作品数も多い)、中でも製図のカリキュラムの詳細が興味深いです。
今まで苦手意識があって避けていた製図を、ここまで集中してやれたら、製図に対する意識が変わるかもしれないと思いました。
一般社団法人 日本編物協会
●日本編物協会
http://nichiami.jpn.org/index.html
「日編」とサイトには記載されていて、「東京都認可」とあります。
こちらは、講習会というのは単発で、学校形式のものではないようです。
協会で得られる資格制度はあるようなのですが、詳細がサイト上ではよくわかりません。
お教室というのが各地にありますが、これはすでに会員になっている方が各地で運営されているお教室ということなのでしょうね。
日本ヴォーグ社の通信講座
●日本ヴォーグ社の通信講座
https://school.nihonvogue.co.jp/tsushin/
ヴォーグ社の通学のお教室は各地にあるのですが、ここでは通信講座に限ってお伝えします。
編物を人に教えられるくらいまで学びたいという方には、最初から、「棒針編み講師認定講座」「かぎ針編み講師認定講座」を受講し、修了証を取得した方がいいかも知れませんね。
それぞれ「入門科」「講師科」があり、資格認定料は別途必要となります。
今回調べてみて初めて知ったのですが、ヴォーグ社で発行する認定証ではなく、
「ヴォーグ社が企画運営し、日本手芸普及協会がが認定する」資格ということなんですね。
ヴォーグ社の通信講座は、以前私が知っていた頃よりずっとフレキシブルで専門的。
ひとつひとつの講座がとても魅力的です。
特に資格は欲しくないという方なら、自分の好きなものをいろいろ編んでみるのも楽しいですね。
まとめ
今年初めて”あみけん”の受験前講習会に参加してみました。
それぞれ、自分が受ける「級」別に集まって、それぞれの講師の方に教えていただくという形でした。
朝からお昼休憩をはさんで一日がかりの講習会で充実していました。
私は横浜での参加でしたが、受験前だけでなく月1でも2か月に1回でもいいのでワークショップ形式で定期的に受けられるといいなと思いました。
あみけんの東京支部(本部?)には、そういうお教室のようなものがあるようです。
趣味で編み物を楽しむのもいいですが、目標があると作品作りのモチベーションも上がるのではないでしょうか。