↑タテ7㎝。ヨコ9㎝。小さいというだけで可愛い!余り糸ですぐ編めるので、キャンディでも入れてプチギフトに。
手編みで小さなものを編んでいると、短時間で編めるし、そもそも簡単に編めるものが多いので、ついついたくさん作りたくなってしまいます。
それに余り糸の整理にもなるし、大きなものを編んでいるときの気晴らし?にもなります。
今回はアフガン編みの巾着袋を編んでみました。
ダブルフックで編んだリバーシブルの小物入れです。
できるだけ小さく小さく編んでみようと思ったのは、小さく編むことで、いつもの編地が存在感を主張するからです。
以前から袋物が大好きだった私は、ハンドバッグも袋物の延長のようなものが好きで、かっちりした形のものは好みません。
洋裁はしないので残り布で小物入れを作ったりはしませんが、残り糸で巾着タイプの小物入れを作ることは多々あります。巾着は小さければ小さいほど可愛くて、愛着がわきます。
特に最近は、アフガン編みで小物を作ることが多くなりました。
アフガン編みは畳の目のような編地で、棒針編みのような伸縮はなく、織物のような風合いが特徴の編み物の技法の一つです。
一往復で一段というところが、ほかの棒針編みやかぎ針編みと大きく違うところです。
この一往復のところを行きと返りで別の色を使うことで、両面編み(リバーシブル)にすることができます。
ただ、両面編みにするには「ダブルフック」のアフガン針が必要になります。
私がアフガン編みに惹かれるのは、布帛感覚の編地に仕上がるところと、棒針編みやかぎ針編みと違って、編地の風合いが独特で立体感(厚みが出るということ)があるところ、でしょうか。
今ひそかな?アフガン編みブームが起こっているようです。
もっとアフガン編み好きが増えたら、きっとアフガンのデザイン本も増えて、作品の幅も広がるかもしれませんね。
今回私が編んでみたのは、アフガン編の両面編み、リバーシブルアフガンです。
一番シンプルなプレーンアフガンを、行きと返りで糸を変えただけのシンプルな編み方です。
↑矢印が2段ごとになっています。2回目の矢印は反対側のフックで別の糸で戻ってくるという意味です。
↑林ことみさんの著書「アフガン編みいろいろ」から鍋つかみを編んでみました。リバーシブルですが編地は変えてあります。
色のコントラストをはっきりさせると、この編み地は特に効果を発揮します。
もう1つ私が好きなところは、行きと返りで糸の太さが違ってもそれなりに編めてしまうし、見た目もさほど違和感なく整って見えること。
今回の巾着づくりのためにいくつか編んでみた糸は、レース糸またはレース糸に近い細めの綿糸だったのですが、使ったアフガン針は6号でした。
明らかに糸に対しては太い針だったにもかかわらず、なんとか編めてしまうし、編みあがりのスカスカな編地はちょっとレースぽくて面白いと感じました。(強度の問題はあるかもしれませんが、ここまで小物だと大丈夫かと・・)
このページ冒頭の画像の巾着は、口の部分のひも通しは特に何も手を加えていません。
アフガン編みの編みっぱなしで、本来なら引き抜き編みをして整えるのですが、ちょうどいい具合に穴が空いているので、ひも通しにしてしまいました(!
ひもは手元にあった少し細めのタコ糸を使いました。
アフガン編みの穴とタコ糸の太さがちょうど良かったのか、ひもを引っ張っただけで、縛らなくても開くことはありません。
実はこれから10個くらい巾着を作る予定があります。
数年続いた小さな会を来月解散することになったので、参加者に配る予定なのです。
中にはキャンディか小さなチョコを入れるつもりです。
追記
↓ようやく5つ巾着ができました。余り糸が赤系が多かったので、こんな感じになりました。