手縫いのスカートとパンツ 心配なのは手縫いの強度?

ミシンがないことを毎回理由にして、服作りを延期しているのですが、実はミシンが苦手です。

ミシンだけではなくて、機械に関するものが本当に苦手なのです。
でも、自分で服をつくりたくて、一番簡単な直線縫いの四角いスカートを手縫いしました。母の着古した綿の着物のリメイクです。

私が母の和箪笥から見つけたのは、一度洗い張りに出して反物状態にしてあるものでした。よほど気に入って着ていたんでしょうね。

綿にしては光沢のあるもので、一度友人に見てもらったら「紬みたい!」と言ってくれたことがあります。

母から譲り受けてから、私は反物の幅をそのまま生かしたスカートにしようと考えて、参考になる本をいろいろ探してみました。

結局一番簡単な4枚はぎのスカートにしたのですが、反物の幅を利用して縫いました。縫い方は4.5針並縫いしたら返し縫い、を繰り返しています。

これがパンツ類なら、力のかかる部分は本返し縫いにしたと思います。
人形やぬいぐるみの洋服と違って、自分が着て動く服を手縫いにするとき、一番気になるのは手縫いの強度ですよね。

ミシンと違って布を抑え込む力?が弱いのではないかと感じて、あとでほどける心配をしたりしていました。

でも、特に力のかかる部分を本返しにしたり、そのほかの部分は並縫い、ときどき返し縫い、など臨機応変に縫い方を変えれば全く問題はないようです。

スカートを仕上げたあと、透ける心配があったので、中に履くペチコートも一緒に作っています。たっぷりしたギャザーで丈も長いので、暑い時期にはパンツ類より涼しいし、合わせやすい色なので重宝しています。(ギャザースカートって、多少のお行儀の悪さは隠してくれますよね?!)


↑よく見ると柄がシブい!ギャザースカートにして正解でした。ギャザーの量感が少しだけ華やかな印象にしています。

↓こちらのリネン100%のワイドパンツは、生地を買ってから数十年!?放置していたのですが、あるとき急に「この生地でパンツを縫おう!」と思いつき、手縫いすることにしたものです。

まっすぐに縫う脇の部分は、ほとんど並縫い+5.6針ごとに返し縫いをしています。

パンツの股の部分は、返し縫いで縫った後「折り伏せ縫い」をしています。
折り伏せ縫いとは、2枚重ねて縫った縫い代の1枚を半分に切り、幅の広い縫い代の布を半分に切った方にかぶせて折ってから、縫い代の端を並縫いで押さえて縫っていく方法です。

この方法なら仕上がりもきれいで、しっかり縫えるので、強度も強くなるので安心ですね。

このパンツ、コーディネートによっては外出時も素敵に着れるのかもしれませんが、このリラックス感が楽ちんで、おもに部屋着にしています。

よく見たら、椰子の木?っぽいプリントで、南国風ですね。
ああ、だからリラックスできるんだ、と今気が付いたところ^^

編み物も楽しいけど、手縫いも大好きです。
今はまた新しく雑巾を縫っています。以前ご紹介したものと同じもの。

以前の雑巾のお話はこちらです↓
手縫いの雑巾は愛着がわく 刺繍糸で縫うとこんなに可愛い!?

チクチクと針を運ぶ時間は至福のときです。
今作りたいのは、サルエリパンツもんぺ型のパンツ。
どちらも着物をほどいてから作りたいと思っています。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする