日差しの強い夏は、普段は日傘をさせても、自転車に乗るときは万全の日焼け対策をしなくては後で泣くことになります。
どんなに暑くても長袖で腕をカバーする人も、手の甲の部分に関しては無防備になる人が多いと思います。
長袖を着る人も、こんなショートタイプのアームカバーがあると安心ですよ。
今回はコットン糸の夏用アームカバーを手編みでご紹介します。
目次
手編みのアームカバーにおすすめの糸は?
今回使用したのは、セリアで購入したコットンヤーンです。
しかも、かなり細い!
実は、編み上がるまで100%コットンだと思っていました。
すごく手触りがすべすべで気持ちよくて、質のいいコットンだなぁと思っていたら、なんとコットンシルクでした!
綿が86%。絹が14%も入っています。
手触りがいいはずです!
25gで111mもあるので、私的にはとてもお得感があります。
アームカバーは素肌にじかに付けるものなので、できたら細めのプレーンな糸をおすすめします。
フィット感は編地で決まる!
沙羅仕様のほかの記事もご覧いただいている方なら、このアームカバーの編地に見覚えがあるかもしれませんね。
そうです!
糸の種類は違いますが、色も編地もこちら↓のスパイラルソックスの模様と同じものです。
スパイラルソックスをコットンで編む まっすぐ編むだけでフィットするには?
1号の棒針で編んだゲージが10㎝で30目だったので、自分の腕の太いところを計って(24.5㎝)から、作り目の目数を算出しました。
でも、模様が4目で一模様だったので、本当は74目のところ、4の倍数の72目作り目してからのスタートです。
5本針でグルグル編んでいきます。
出来上がりの長さを23㎝と決めていたんですが、なんということでしょう?!親指の穴の部分を忘れてしまって、そのまま編み進んでいました!
難関?は親指編み!
ということで、急きょ親指部分の糸を切って、目を拾い出してから編むことにしました。
上の画像は、大体この辺かなぁ、というところを決めているところです。
そして、目を付けた一目をハサミでちょん切り、棒針の先で一目ずつほどいていきます。
気をつけなくてはいけないのは、先にどんどんほどいていくとあとで収拾がつかなくなるので、別の棒針でこれからほどく目に先に針を入れてからほどいていったほうが安心です。
今回は、上と下でそれぞれ10目ずつ拾い、両脇もそれぞれ1目ずつ拾って、全部で22目の拾い目でグルグルと輪に編んでいきます。
本体の方は棒針は5本使っているのですが、親指部分は目数も少ないので、4本針で編んでいきました。
編み上がるとこんな感じ↑軽くスチームを当てています。
親指部分は一目ゴム編みにしています。段数は10段くらいでしょうか。
見ていただくとわかると思うんですが、スパイラル効果を感じませんか?
普通の編地だと、もう少し手首のあたりがもたつく感じがするはずなのに、ケストラーさんのスパイラルソックスの模様編みだとフィット感が出るんですよね。
まとめ
実は、アームカバーを編もうと思った最初のときは、ひじ上まで来る長いカバーを編むつもりでした。
でも、23センチくらいの短めの長さのほうが、真冬以外の3シーズン着用できるんじゃないかと思い直しました。
手の甲の日焼けって、できたら避けたいものです。
シミが増えるし、二の腕のように隠せないので人の目も気になりますよね。
最後に、編み方の補足をしておきます。
〇自分の編みたい模様を決めたら、練習がてら?ゲージをきちんと編みます。
〇自分の腕の太いところを採寸して、その寸法だと何目作ればいいのか計算します。(私は編地をかなり伸ばした状態でゲージをとりました。ニットは伸びるので。)
〇一番難しいのは親指の部分ですが、本当は親指の位置まで編んだら、必要な目数の目を休めて(別糸に取るなり)ぐるりと編み、同じ場所に戻ったとき同じ目数作り目をする方がやりやすいかと思います。(今回私は糸を切ってほどいてから目を拾っていきました。でも、こういうやり方もあるんですけどね。でも切るのはちょっと怖いかも・・)
細かいところでわかりづらいことがあったかもしれません。
もし何か聞いてみたいことがあったら、コメント欄か問い合わせのフォームから連絡いただけると嬉しいです。