編み物の仕上げはブロッキング!必要なものはスチームと敷物?


↑ブロッキングするときに、こんなコルクマットを使う人もいます。

編み物のブランクがかなり長かった私が、昨年末に編み物を再開してから一番情熱を傾けたことは、ニットに関する情報の収集でした。

なにしろ、知らない単語がやたら目につくのです。
その一つが「ブロッキング」という言葉でした。

目次

編み物に必要なブロッキングとは?

以前セーターなどを編んでいたときは、前後身頃を編み終えたら、製図通りのサイズになっているかどうか測ってみて、もし大きすぎたり小さかったりしたら調整します。

サイズが大きくても小さくても、製図通りの寸法に合わせてピンうちなどをして、アイロンのスチームを当てて製図の数字に近くなるように調整し、そのあとアイロンの熱が冷めるまで放置。

セーターのとじはぎをしてからだとサイズ合せができないので、平面の状態のときに寸法を確認していました。今これを書きながら思い出しています。

ブロッキングというのは、水通しをして形を整えることをいうのですね。
残念ながらセーターで水通しをしたことはなかったので、今回は毛糸で編んだソックスで試してみました。

↑このソックス、仕上がったときにすでにスチームをかけていたので、水通しをしてもあまり変化は感じられないかもしれません。

ソックスなのでピン打ちなどはなし。
でも、こうやって上と比べてみると、多少は変化があったかも?
まだ湿った状態なので、しっかり乾けばさらに変わるかもしれませんね。

ブロッキングのやり方は?

ブロッキングをする必要のあるものとは、レース編みなどの繊細なものや、機械編みなど糸に負荷をかけて仕上げたものなどではないでしょうか。

そういえば、機械編みを少しやっていた頃、仕上げたものには必ず製図に合わせ、サイズ通りにピン打ちをして(何十本も!)スチームをしっかりかけていたことを思い出しました。

それでも、その頃は「ブロッキング」などという言葉を聞いたことがありません。(ン十年も前の話なので^^;)

ブロッキングのやり方としては、

・仕上がりサイズ通りにピンうちをしてからたっぷりのスチームアイロンをかけて、放置。

・水に浸けてからタオルなどに挟んで水気をとり、ブロッキング用の敷物(ジョイントマットや滑り止めのシートを利用する人も)に広げ、ピンうちをしてから乾くまで放置。

水通しのときに洗剤を使う人も多いです。
私は今回、水だけでやってみました。

レース編みなど、細い糸で繊細に編んだものなどには、細かいピン打ちではなく専用のワイヤーを使うこともあるようですね。

今回、ソックスの片方だけ水通しをしてみたのですが、今両方を確認したらこんなになっていました!

上が水通しをしていない方。
下が水通しをして、まだ乾いていない状態のものです。

たしかに編み目はきれいにそろっているのですが、よく見ていただくとわかるとおり、目がふっくらとしています。
水を含んだ編み目がふっくらと大きくなって、サイズもやや大きくなっています。

このまま放置しておいたら、ふっくらした編み目はどうなるのか?
ソックスを水通ししたら、やはりブロッキングが必要になるのでしょうか?

まとめ

毛糸の靴下は本当に暖かいんですね。
どうして今まで編もうとしなかったのか、不思議なくらいです。

たぶん、セーターに比べると傷みも早いし(すぐ穴が開いたり?)、明らかに消耗品なので、すぐダメになるものを手編みするのはもったいないと思っていたのかもしれません。

でも、丁寧に扱えばかなり長持ちするはず。
最近は穴のあいた靴下の「お繕い」がちょっとしたブームにもなっていますよね。

穴が開いてもまた別のお楽しみがやってくると思えば、心配する必要もないのかもしれません。

ところで上記のふっくらした編み目は、時間が経ったら落ち着いて、左右同じサイズに戻りました^^;

水通し実験、さらに続きます↓
編み物仕上げのブロッキングに水通しの必要性は?

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